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認知や行動は、修正するのではなく選択肢を増やす

選択肢

有料会員じゃないので記事の内容はわかりませんが、「認知行動療法は、ものの見方や行動パターンの選択肢を増やすことで、問題に落ち着いて対処し、ストレスの増大を防ぐことを目指す」という説明はいいですね。選択肢を増やすという表現がいいです。

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「認知行動療法とは、思考(認知)や行動を変えることによって、問題や症状を改善する心理療法」と説明されることが多いと思います。

「思考や行動を変える」という表現は、思考と行動が誤っている、それを変えなければならない、と受け取られることがあります。決してそうではありません。今の思考と行動は、役に立つ場面があるからこそ、今も持ち続けているのです。

問題が起きたのは、これまでのやり方で対処できない出来事や状況が生じたからです。

悩みの大半は人間関係によるものです。進学・就職・転勤・転職・結婚・出産・介護など、人間関係が変化するタイミングに問題が起きることが多いようです。

そのときに必要なのは、今までの思考と行動を捨てるのではありません。その状況や出来事に対処するにあたって、現実的・適応的な思考と行動を選択することです。そのためには、思考と行動のバリエーションを増やすことです。

認知行動療法に取り組むと、物事は様々な見方ができることを体験します。様々な対処行動があり得ることを体験します。そうしてバリエーションを増やすことによって、選択することが可能になります。

今のあなたの見方や行動は、今まであなたの役に立ってきました。それを捨てる必要はありません。見方と行動のバリエーションを増やして、状況に応じて、現実的・適応的なものを選択することです。

カテゴリー:コラム
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投稿日:2017.04.26
更新日:2017.04.26

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