カウンセリングとコーチングはどう違うの?
カウンセリングの定義は必ずしも統一されているわけではありません。カウンセリングとコーチングの違いをどのように定義するかは、どのような立場を取るかによって異なります。
一つ確かなことは、以下の定義は心の理解が浅いと言わざるを得ないことです。
カウンセリングはマイナス状態の人をゼロ、またはプラスへ引き上げるもの。コーチングはプラスの人をさらに上に引き上げるもの。
心の状態は、プラスに振れることがあれば、マイナスに振れることもあります。一直線に上昇するものではなく、一直線に下降するものでもありません。
カウンセリングは「内面」を見つめ、コーチングは「目標」を指向する?
以下の立場を取る方がいらっしゃいます。
カウンセリングによって問題の原因を探求し、コーチングによって行動し、解決に向かう。
そのような立場を取る方は、おそらく「聴く=傾聴」「カウンセリング=傾聴」と認識しているのだと思います。
本当の「傾聴」には、クライエントが自分自身の内面を深く見つめ、行動へ向かう内発的動機を引き出す力があります。
しかし、それだけでは足りません。クライエントが望む「変化」へたどり着いてこそカウンセリングです。
「傾聴」は重要ですが、カウンセリングのすべてではありません。
コーチングは広義のカウンセリングに含まれる
「カウンセリングとは」にて説明している通り、コーチングは広義のカウンセリングに含まれるというのが私の立場です。

臨床心理学は元々、精神疾患の治療を目的として発展してきました。カウンセリングは病気の人が受けるもの、という認識を持つ人がいるのは仕方のないことです。
1950年代後半になって、自己成長や自己実現など、人間のポジティブな面に焦点を当てた「人間性心理学」が登場しました。「人間性心理学」には、「来談者中心療法」や「ゲシュタルト療法」などがあります。
近年、人気が上昇し学ぶ人が多いNLP(神経言語プログラミング)。コーチングにも取り入れられています。NLPのベースにあるのは、「ゲシュタルト療法」「家族療法」「催眠療法」などの心理療法です。
ルーツをたどると同じところに落ち着きます。カウンセリングとコーチングを分ける意味はない、というのが私の立場です。
カテゴリー:カウンセリングのQ&A
キーワード:NLP,ゲシュタルト療法,コーチング,心理療法,来談者中心療法
投稿日:2011.12.23










