「気づき」は「自己開示」と「フィードバック」から
カウンセリングの目的(の一つ)は、「クライエントの中に埋もれている答え」を引き出すことです。
下の図は「ジョハリの窓」と呼ばれるものです。
対人関係における自己開示、コミュニケーション、気づき、自己理解などの説明に使われるモデルです。ここでは「気づき」を説明するために使います。

自分には4つの領域が存在すると考えます。
- 開放:自分も他人も知っている自分
- 盲点:他人は知っているが、自分は知らない自分
- 秘密:自分は知っているが、他人は知らない自分
- 未知:自分も他人も知らない自分
図では4つの領域の面積が同じですが、「開放」領域を広ければ自己理解が深い状態を、狭ければ自己理解が浅い状態を表します。
そして、カウンセリングの目的である「埋もれている答えを引き出す」ために必要なことは、クライエントが自己理解を深めることです。
自己理解を深める方法は2つあります。1つ目は、クライエントの「自己開示」です。2つ目は、カウンセラーからの「フィードバック」です。
自己開示
クライエントはカウンセラーに気持ちや感情を伝えるために、しっくり来る言葉、より正確に伝わる言葉を探します。そうして自己開示を進めます。すると、「秘密」の領域が狭くなり、「開放」領域が広がります。

カウンセラーは、クライエントの言葉をすべて肯定的に受け入れ共感します。極端な話、「上司の○○を殴ってやりたい!」という言葉でも、それだけ怒りが大きいという気持ちを肯定的に受け入れ共感します。
フィードバック
カウンセラーはクライエントの言葉を伝え返しながら、自分の理解が間違ってないかを確認します。また、感じたことを伝えたり、質問したりしながら、クライエントをよりよく理解しようとします。

カウンセラーのフィードバックによって自己理解が進み、「開放」領域が広がり「盲点」領域が狭くなります。
気づき
自己開示を進め、フィードバックを受けることによって、自己理解が進みます。自己理解が進むことにより、「こういうことだったのか!」という「気づき」が起こりやすくなります。

自己理解が進むと、精神的に安定する方向へ向かいます。
自己開示は難しい
自己開示は、しばしば心理的な負担を伴います。思い切って自己開示したのに、否定されて傷ついた体験を持つ人もいるでしょう。過去に傷つき体験を持つ人ほど、怖れを感じ慎重になるのは当然のことです。
自己開示するには、「何を話しても受け入れてもらえる」という安心感、「話した内容が外(クライエントとカウンセラー以外)にもれない」という信頼感が重要です。
フルフィルメントでは、体験カウンセリングを実施しております。カウンセラーが信頼に値する人物か、安心して自己開示できる相手か、等々を確かめて下さい。
カテゴリー:コラム
キーワード:ジョハリの窓,フィードバック,気づき,自己開示
投稿日:2012.01.10
最近のコラム
- 「うつ病」について
- 女心と男心の比較
- 「気づき」は「自己開示」と「フィードバック」から
- 心から信じて期待すれば、子供の成績はアップする!?
- 日本と欧米のうつ病治療の違い
- 「聞く」と「聴く」、「聴く」と「傾聴」
- 近い人だからこそ、言えない
- 自分を守る心が、かえって自分を苦しめることも
- なぜ、海外を放浪すると自分が見つかるのか
- すべてのコラム










