なぜ、海外を放浪すると自分が見つかるのか

Original Update by Daniele Sartori
自分探しのために海外を放浪、という話を聞くことがあります。
なぜ、海外を放浪すると、自分が見つかるのでしょうか。
自分の中にいる他人
普段の私たちは、家庭や職場などで色々な役割を持っています。期待されること、守らなければならないルールがあります。
自分の行動のすべてを自分の価値観で決定しているつもりでも、社会や所属するグループの影響を受けていることが多いでしょう。
自分の中に、自分と自分以外の決定権者がいる状態、と言えるかもしれません。

自分の中にいる他人を追い出す
非日常的な場面に身を置くと、社会の様々な場所における役割から解放されます。普段、自分の中にいる他人は姿を消します。完全に消えなくても、普段よりずっと小さいものになります。

普段の役割から解放されたり、「○○すべき」の縛りから解放されたとき、ふたをしていた生の気持ちが、顔を出しやすくなるのでしょう。そうして、普段気づかなかった自分に気づきやすくなるのでしょう。
生の自分をのぞいてみませんか
カウンセリングでも、海外放浪と同じ効果を期待できます。
カウンセラーは、モラルに反することでも、実行すれば犯罪になるようなことでも、あなたの心の中にあるものすべてを肯定的に受容します。そして、共感します。
犯罪を犯すのは止めますが、犯罪とわかってても実行したくなるほどの気持ちを受け止め、理解し、共感します。
役割の服を脱ぎ捨てて、生の自分を出せる人間関係を作ります。面談を続けるうちに、カウンセリングルームに入った途端、役割の服を脱ぎ捨てられるようになります。
参考書籍:カール・ロジャーズ入門―自分が“自分”になるということ
カテゴリー:コラム
キーワード:ロジャーズ,自己開示
投稿日:2010.12.28
最近のコラム
- 「うつ病」について
- 女心と男心の比較
- 「気づき」は「自己開示」と「フィードバック」から
- 心から信じて期待すれば、子供の成績はアップする!?
- 日本と欧米のうつ病治療の違い
- 「聞く」と「聴く」、「聴く」と「傾聴」
- 近い人だからこそ、言えない
- 自分を守る心が、かえって自分を苦しめることも
- なぜ、海外を放浪すると自分が見つかるのか
- すべてのコラム











