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ジョハリの窓とは:「自己理解」が深まると「気づき」が生じる

大阪で傾聴によるカウンセリングを行っています。受容と共感が傾聴ではありません。ロジャーズの中核三条件のうち、最も重要なのは純粋性です。本物の傾聴によってジョハリの窓を体感できます。

カウンセリングの目的の一つは、クライエントが自己洞察と自己理解を深め、クライエントの中に埋もれている、クライエント自身が持っている答えや解決策に気づくことです。

自信を持てない人によくあるのは、自分をよく知らないために自分の中にある解決策に気づかずに、(自分に合ってない)他者のやり方に従おうとすることです。そのような人(自己評価が低い人、自己肯定感を持てない人)が自信を獲得する第一歩は自分を知ること、つまり自己理解を深めることです。

参考:「自分に自信がない」の克服

下の図は「ジョハリの窓」と呼ばれるモデルです。対人関係における自己開示、コミュニケーション、気づき、自己理解などの説明に使われています。

参考ページ:ジョハリの窓 – Wikipedia

ジョハリの窓

自分には4つの領域が存在すると考えます。

  • 開放:自分も他人も知っている自分
  • 盲点:他人は知っているが、自分は知らない自分
  • 秘密:自分は知っているが、他人は知らない自分
  • 未知:自分も他人も知らない自分

「開放」領域が広がればコミュニケーションが良くなることは、感覚的に理解できると思います。「開放」領域を広げる方法は2つあります。1つは、あなたの「自己開示」です。もう1つは、相手からの「フィードバック」です。

自己開示

あなたが相手に自己開示すると、相手はあなたのことをより知るようになります。そして「開放」の領域が広がります。

自己開示

フィードバック

あなたの話を聴いたり、あなたの様子を見た相手が、感じたことをあなたに伝えることがあります。

その言葉を聴いて、「そのように受け取られているのか」「そう見えているのか」と気づくことがあります。「盲点」の領域にあるものの気づきです。そして「開放」の領域が広がります。

フィードバック

気づき

「自己開示」と「フィードバック」を重ねることによって、「開放」の領域がどんどん広くなっていきます。あなたも相手も知らなかったことに気づくことがあります。「未知」の領域の「気づき」です。

気づき

「気づき」が積み重なると、あなたが語る物語が豊かになっていきます。最初は絵の真ん中にいる自分だけを見ていました。自己開示とフィードバックを重ねるうちに、絵の背景が見えてきました。

背景が変われば全体の意味が変わります。冬の海に一人ぼっちはさびしいです。豊かな草花に囲まれた一人は穏やかな時間かもしれません。気づきが積み重なると現実の意味が変わることもあります。

傾聴の意義

傾聴とは、話し手が自己理解を深めて行く体験の過程をサポートすることです。来談者中心療法と呼ぶように、本物の傾聴は心理療法です。

受容と共感が傾聴。うなづき、あいづち、オウム返しが傾聴の技法。残念ながら、そんなとんでもない誤解が広まってます。そんなものは傾聴ではありません。

話し手と聴き手の体験が交差して物語が豊かになる。それが気づきを生みます。気づきが言語化されると、気づき自体に変化が起こり、新しい気づきへと発展します。

それが本物の傾聴です。傾聴において、聴き手の最も大切な態度は自己一致(純粋性、真実性とも呼ばれる)です。聴き手が自己一致しているからこそ、話し手も自己一致に向かえます。

ジョハリの窓における気づきを体感したい方は、本物の傾聴を体験することをおすすめします。

 

カテゴリー:コラム
キーワード:,
投稿日:2012.01.10
更新日:2016.02.28

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